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メルセデス・ベンツのGクラスは依然高い人気を保っており、納期も2年以上という現状です。
当記事では以下の観点をまとめます。
・世界ではGクラスはどの程度販売されてる?
・日本でのGクラスの販売状況はどう?本当に売れてる?
さっそく最新の状況を見てみましょう。
↓ちなみに昨年も同じ観点で整理したので良かったら見てください。
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2022年最新版:Gクラスの販売状況
メルセデス・ベンツGクラスは日本で高い人気を誇っている車であり、今はG350dやG400dは受注停止、順番待ち、抽選のディーラーが多いと思います。順番待ちの場合でも、新車購入は長くて4年待ちも聞いたこ ...
世界全体ではGクラス販売はそこまで多くない
メルセデスベンツの乗用車部門(Mercedes-Benz Cars)の2022年1-12月総販売台数は2,040,700台でした。その内、Gクラス販売台数は38,600台です。Gクラスの販売比率は全体の約2%という事になります。
台数観点だと2021年は4万台を超えてGクラスの販売は歴代最高を記録したそうですが、2022年は前年に対して微減でした。最高記録の更新とはならなかったようです。
全体に占める割合が2%というのは多いのか少ないのか?これだけだと分かりません。よって次に車種ごとの販売実績を見ていきます。
メルセデスベンツの車種別売上世界トップ11:GLCが世界で一番売れている!
2022年1~12月のメルセデスベンツ乗用車部門の車種別グローバル販売台数です。
1位GLC、2位Cクラス、3位Eクラスという順番でした。いかがでしょう、意外でしたでしょうか?
肝心のGクラスは10位にあります。
メルセデスベンツの中でも「Top-End」カテゴリ(※)にあるSクラスよりも少なく、更には日本であまり見かけないGLSよりも少ない販売台数という事です。これは意外でした。世界中で爆売れのイメージを勝手に持っていましたが、実際はそこまで多くなかったです。
※ちなみに「Top -End」はメルセデスAMG、メルセデスマイバッハ、Gクラス、Sクラス、EQSセダン、GLS、EQS SUVで構成されています。
続いて地域ごとの販売台数もあわせて見てみます。
中国、北米が多いです。両社を足すと約109万台で全体204万台の約54%を占めます。中国や北米は国土が広いので、このあたりでGLSが多く売れているのかもと思いました。脱線ですが、去年のAnnual Reportまでは「日本市場も全体の2%を占める重要市場」という表記があったのですが今年のAnnual Reportからその文字が消えてしまっていました。悲しいですね。さて、肝心の日本市場を次にみていきます。
日本はやはり世界の中でもGクラスが売れる市場。
日本における輸入車登録台数のTOP5です。メルセデスベンツが1位で、10年連続首位との事です。メルセデスベンツのAnnual Reportからは日本市場の重要性についての記述が消えましたが、依然として日本の輸入車シーンでは圧倒的な存在感ですね。では日本でどのメルセデスが売れているのか?車種をみていきます。
上記が車種別で見た日本のメルセデスベンツ新車登録台数です(2022年1-12月)。 比較できるように、先述のグローバル車種別販売ランキングを載せておきました。するとどうでしょう。Gクラス、日本ではメルセデスベンツの中で2番目に多く売れるモデルであることが分かります!グローバルだと10位なので、特に日本はGクラスの販売割合が高い、という事が言えそうです。
他にも気づいたことがあります。
・Gクラスが世界で10位なのに、日本は2番目に売れてる
・世界1位のGLCが日本ではトップ5に入っていない!(23年3月からの新型GLCに期待?)
・Eクラスもグローバルでは3位入りする売れ筋だが、日本ではトップ5圏外。
・Aクラスが以外にもそこまで売れていない。
やはり日本ってGクラスが売れやすい市場という理解で正しいのだと思います。
最後にまとめ
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
当記事としてのまとめは以下です。
・Gクラスは世界のメルセデスベンツの販売から見ると、そこまで売れているわけではない。
・Gクラスは日本市場ではよく売れている。メルセデスベンツの車種別登録実績で第2位!
2023年、果たしてGクラスは歴代最高の2021年販売記録を塗り替える事はできるでしょうか?
今後もGクラス関連のいろいろなことを取り上げる予定です。
引き続きよろしくお願いします。